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KAWAUCHI Rikako
1990年 東京生まれ
2017年 多摩美術大学大学院・美術学部絵画学科油画専攻修了
現在は東京を拠点に活動中
食への関心を起点に、身体と思考、それらの相互関係の不明瞭さを主軸とし、食事・会話・セックスといった様々な要素が作用し合うコミュニケーションの中で見え隠れする自己や他者をモチーフに作品を制作。作品はドローイング、ペインティングにとどまらず、針金・ゴムチューブ、樹脂やネオン管など幅広い。
個展
2025年『Please Don't Disturb』(CADAN有楽町/東京)
2024年『softest chain』(鎌倉画廊/神奈川)、『Under the sun』(アニエスべー ギャラリー ブティック/東京)
2023年『Even the pigments in paints were once stones』(WAITINGROOM/東京)
2022年『Lines』(VAN DER GRINTEN GALERIE/ドイツ)、『Colours in summer』(銀座蔦屋書店/東京)
2021年『Empty Volumes』(WAITINGROOM/東京)、『afterimage aftermyth』(六本木ヒルズA/Dギャラリー/東京)
2020年『drawings』(WAITINGROOM/東京・OIL by 美術手帖/東京)、『Myth & Body』(三越コンテンポラリーギャラリー/東京)
2018年『human wears human / bloom wears bloom』(鎌倉画廊/神奈川)、『Tiger Tiger, burning bright』(WAITINGROOM/東京)
2016年 ART TAIPEI(台湾)
2015年『Back is confidential space. Behind=Elevator』(WAITINGROOM/東京)
グループ展
2025年『S.F collectionの一瞥 vol.2』(N&A Art SITE/東京)
2024年『SPRING SHOW』(WAITINGROOM/東京)
2023年『NADA Miami』(アメリカ) 、『SPRING SHOW』(WAITINGROOM/東京)
2022年『SPRING SHOW』(WAITINGROOM/東京)
2020年『10TH』(WAITINGROOM/東京)、『ビューイング展』(WAITINGROOM/東京)、『Input/Output』(銀座蔦屋書店 アトリウム/東京)
2019年『drawings』(ギャラリー小柳/東京)、WAITINGROOM × OIL by 美術手帖『WORKS ON PAPER』(WAITINGROOM/東京)、ART FAIR TOKYO(東京)
2018年『VOLTA14』(スイス)
2017年『NEWSPACE』(WAITINGROOM/東京)
受賞歴
2022年『VOCA展2022 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―』にてVOCA賞
2021年『TERRADA ART AWARD 2021』ファイナリスト5組に選出・寺瀬由紀賞 受賞
2015年『第9回 SHISEIDO ART EGG』ART EGG賞
2014年『第1回CAF賞』保坂健二朗賞、マネックス証券主催『ART IN THE OFFICE 2014』
ステイトメント
画面がわたしに向かってジャブを打つ。抵抗する。 「抵抗」、それは自分の方に盛り上がりをみせ、絵画空間によって触発される感覚だ。 奥行きとは真逆に、こちらに盛り上がる空間は膨張した風船のように柔らかな皮膜を持ち、触れれば自分の体は、抵抗で押し出される。 触れることでわたしの身体、あるいは思考の輪郭が露になる。
わたしはその「抵抗」に出会うため制作する。
制作する中で、その抵抗は、時に急速に膨れ上がる空間と共に顔を出す。 画面の抵抗を身体が感覚すると空間や素材はピンと張る。柔らかだったそれらは突如凝固する。 するともうわたしは対象に介入できなくなり、わたしは画面から突き放される。1つの膜が対象と自分の間に作られたようだ。これ以上何かすれば、その膜が弾けてしまいそうに思えてくる。
その瞬間、わたしは手を止める。膜が張りを持ったまま存在し続けられるように。自身の身体と思考にひしひしと当たってくる画面の「抵抗」を感じ続けられるように。
パブリックコレクション
愛知県美術館
第一生命保険株式会社
高橋龍太郎コレクション
マネックス証券
denotation
キャンバス、油彩
制作年:2019
サイズ:1620mm × 1300mm(F100)
ギャラリー:GINZA TSUTAYA | WAITINGROOM
F100号の本作品は2020年8月11日(火) ~ 23日(日)に銀座 蔦屋書店にて開催された新進気鋭のアーティスト4名(一林保久道さん、川内理香子さん、菅原玄奨さん、山本捷平さん)によるグループ展「Input/Output」でコレクションをさせていただきました。
モチーフ・色使いなど全てにおいて素晴らしい仕上がりとなっており、私自身のコレクションの中でも最も思い入れのある作品です。
銀座 蔦屋書店様の5周年企画「Life with Art」のインタビューにて本作品についてもお話しさせていただきました。
> インタビューはこちら
HE HAS HIM
キャンバス、油彩
制作年:2021
サイズ:455mm × 530mm
ギャラリー:A/D GALLERY
2021年6月1日(火)から6月6日(日)に六本木ヒルズA/Dギャラリーで開催された個展『afterimage aftermyth』でコレクションしたペインティング作品です。
Kiwi
キャンバス、油彩
制作年:2022
サイズ:220mm × 273mm
ギャラリー:アニエスべー ギャラリー ブティック
コレクションさせていただいている川内さんの油彩画で唯一のフルーツモチーフです。
カラーも鮮やかなエメラルドグリーンを基調としており、お気に入りの1点です。
ground
キャンバス、油彩
制作年:2018
サイズ:444mm × 530mm
ギャラリー:WAITINGROOM
全体的に白を基調としていますが、薄らと淡いピンクが見え隠れする川内さんの作品では比較的珍しい配色の作品です。
作品集『Rikako Kawauchi: Works 2014-2022』にも掲載されています。
lung
粘土、金属
制作年:2021
サイズ:150mm × 145mm × 50mm
ギャラリー:WAITINGROOM
2021年11月27日(土)- 12月26日(日)にWAITINGROOMで開催された川内さんの個展『Empty Volumes』で初めて披露された粘土と鉄を利用した立体作品の1つです。作品集『Rikako Kawauchi: Works 2014-2022』にも掲載されています。
On the ground
ワイヤー、ピン、パネル
制作年:2020
サイズ:310mm × 385mm
ギャラリー:WAITINGROOM
2021年6月1日(火)から6月6日(日)に六本木ヒルズA/Dギャラリーで開催された個展『afterimage aftermyth』でコレクションした初めてのワイヤー作品です。川内さんが表現される「線」の素晴らしさを感じることができます。
buds
ワイヤー、ピン、パネル
制作年:2021
サイズ:455mm × 380mm × 125mm
ギャラリー:WAITINGROOM
2021年11月27日(土)- 12月26日(日)にWAITINGROOMで開催された川内さんの個展『Empty Volumes』でコレクションした、植物をモチーフにしたワイヤー作品です。
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