KURASHIKI Aya
1993 年 兵庫県生まれ
2016年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 卒業
2018年 京都造形芸術大学 大学院修士課程 芸術研究科 ペインティング領域 油画専政(大庭大介ゼミ)修了
2020年 東京藝術大学 大学院修士課程 美術研究科 絵画専攻 油画第1研究室(小林正人研究室)修了
現在、京都と東京を拠点に活動
私は一貫して、肉体という個別の物質、あるいは付属するカテゴライズによって絶対に断絶された孤独な存在のひとつであるという自覚を持ち、他者との距離について制作を行ってきた。自己と他者との関係には様々な軋轢が生じ、孤独な課題を抱えている。 作品はそれ自身が私にとっての信仰であり、断絶されたこの身で他者と関係性を紡ぐ架け橋で、あるいはときに軋轢によって生じた傷を手当てし生き抜くためのケアである。宗教・ジェンダー・死・身体等の巨視的な領域から、職業・家族等に至る身近な領域まで、そこに伴う共同体と、生き抜くため行為であるケアをモチーフにし、転写技法を用いた平面作品を主軸にした他、儀式的なインスタレーションやパフォーマンスなどを用いる。
仏教画の九相図、そのモデルに引用された小野小町、さらには説話と化しイメージが一人歩きしたことによって個人の人格を無視し、押し付けられた罪を背負った点が小町と共通するマグダラのマリアをモチーフとした《九相図》や《互いのための香油塗り》、名画等の女性の身体にアダルト画像をコラージュした《Transition》、箱形の支持体を持つ作品を墓や骨壷に例えた《Grave》《Bury》、祭壇のような食卓のインスタレーション、儀式的な飲食を伴うパフォーマンスなど。
個展
2023年
「腐敗した肉、その下の頭蓋骨をなぞる。」銀座蔦屋書店アートウォールギャラリー(東京)
「百夜」SOM GALLERY(東京)
2022年
「浅はかなリ、リアルの中でしぜんにかえる。」和田画廊(東京)
「-OUR ART PROJECT- EXHIBITION」BPM(東京)
2021年
「そこに詩はない。それは詩ではない。」myheirloom (東京)
「BnA_WALL 3rd Mural A~ya Kurashiki Solo exhibition」BnA_WALL Art Hotel in Tokyo (東京)
「GRAVE」TSUKURU WORK(東京)
2016年
「Shadow of 0.2 Lux. 」Cafe&Gallery etw(京都)
2024年
「Expression vol.3」長亭GALLERY(東京)
「DISTANCE -絵画との距離-」MU GALLERY(東京)
2023年
「Espace Virtuel」YOD TOKYO(東京)
「ニューミューテーション#5 倉敷安耶・西村涼「もののうつり」」京都芸術センター(京都)
「etoototo」+ ART GALLERY(東京)
「鋳物のマブ」CLUB王族(神奈川)
2022年
「The ghost in the room」TENSHADAI(京都)
「Idemitsu Art Award(旧シェル賞)アーティスト・セレクション」国立新美術館(東京)
「SHIBUYA STYLE vol.16」西武渋谷(東京)
「Conversation」HAKU(京都) 「nine colors」西武渋谷(東京)
「エピソードone 次世代アーティスト16人展Vol.1 」阪急うめだ本店9階 アートステージ(大阪)
「(((((,」駒込倉庫(東京)
「THE SELECTED」elephant STUDIO(東京)
2021年
「WATOWA ART AWARD」elephant STUDIO(東京)
「ブルーピリオド×ArtSticker」hotel koe(東京)
「SHIBUYA STYLE vol.15」西武渋谷(東京)
「From Intimate Path」Art 369 Space(栃木県)
2020年
「シェル美術賞2020」国立新美術館(東京)
「東京藝術大学大学院 修了展」東京藝術大学(東京)
2019年
「サマータイム9192631770」東京藝術大学(東京)
「outline」Maki Fine Arts(東京)
「Tokyo Independent」東京藝術大学(東京)
2018年
「取手アートパス2018」東京藝術大学取手校地(茨城)
「視覚の再配置」SHIN 美術館(チョンジュ, 韓国)
「油画第一研究室展」東京藝術大学(東京)
「京都造形芸術大学大学院 修了展」ギャルリ・オーブ(京都)
2017年
「第26 回奨学生美術展」佐藤美術館 (東京)
京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士2 年生作品展「SPART 2017」ギャルリ・オーブ(京都)
2016 京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士1年生作品展「HOP 2016」ギャルリ・オーブ(京都)
movements 2016 2nd movement「GOKAN」ART ZONE(京都)
「弘益大学70 周年記念交流展」Hongik Museum of Art(ソウル, 韓国)
「京都造形卒業展覧会2015」京都造形芸術大学(京都)
2015年
the painting vol.13「 the hole.」京都造形芸術大学(京都)
二人展「あさぼらけ」MEDIA SHOP gallery(京都)
「Body・Head・Mind」Gallery CUBE(大阪)
2014年
「スウィートヒアアフター “本屋と芸大生”」書肆スウィートヒアアフター(神戸)
OpenStudio OilPainting Course「油画の学生どう思う?」京都造形芸術大学 (京都)
2013年
「UN LOCKS」京都造形芸術大学(京都)
「SINGS」3F Project Room(京都)
アートフェア
2024 「Xavier Art Fest」 Fr. Rafael Cortina S.J. Sports Center, Xavier School(マニラ, フィリピン)
2023 「ART MARKET TENNOZ」WHAT CAFE(東京)、「3331 Galleries ART SHOW」-「3331によって、アートは『』に変化した」3331アーツ千代田(東京)
2022 「GINZA COLLECTOR’S CLUB」銀座蔦屋書店アトリウム(東京)、「ART STAGE OSAKA」堂島リバーフォーラム(大阪)、「ARTIST’S FAIR KYOTO」京都新聞社(京都)
賞・助成等
2024年
秋元雄史賞「KAIKA TOKYO AWARD」
2021年
「WATOWA ART AWARD」グランプリ
公益財団法人クマ財団 継続的な活動支援事業採択
「VIVA AWARD」アソシエイツアーティスト受賞
2020年
シェル美術賞2020 入選
2019年度
公益財団法人クマ財団 第3 期奨学生
2017年
浅田彰賞 / 京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士2 年生作品展「SPART 2017」
2016〜2017年度
公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第26 期奨学生
プロジェクト
2021年
「paradise air」(千葉)、「intimate path」art369project (栃木) レジデンス
2022年
「藝食人」 HOUSE SHINE(東京)
収蔵
2024-2026 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(東京)
レジデンス
2021年「MURAL」paradise air(千葉)
卒塔婆小町
Wooden frame, wool fabric, transfer with acrylic medium, oil, thread, sewing pin
Signed, titled and dated on the reverse
[Year] 2023
[Size] 227mm × 158mm
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